臨床検査技師10名
クラーク2名
超音波検査士…4名(消化器3名、健診2名)
新病院移転後からBMLによるFMS(Facility Management Service)が導入され、それまで院内で管理してきた分析機器や試薬、消耗品、コンピューターシステムがBML管理となりました。
業務の担当者は固定せずにローテーションで行っているので幅広い知識を持つ技師が当直体制で24時間365日検査を行うことができます。
臨床検査は大きく検体検査と生理検査の二つに分けられます。検体検査とは患者さんの血液や尿などを用いてその成分を機器を使って調べます。生理検査とは患者さんに接して検査を行います。
特殊な検査や細菌検査、細胞診、病理検査はBMLや三菱化学へ外注しており、それ以外は院内で検査して当日報告を行っています。
正確なデータを提供する為に毎朝コントロールを測定し、正しく測定できているかチェックします。月に1度BMLとの相関をとり、年に1度医師会の精度管理サーベイに参加しています。また、機器のメンテナンス(内部の洗浄、消耗品の交換等)も行います。
簡易キットの結果の判定、血液型やクロスマッチの判定は技師2名でWチェックして間違いのないよう努めています。
異常値が出た場合は速やかに主治医に報告します。
検査の前には患者さんに分かりやすい言葉で説明をし、安心して検査を受けられるようにしています。
ホルター心電図は機器を取り外した後に技師が解析し、循環器の医師が読影をしています。
心筋梗塞や房室ブロックなど異常な心電図が記録された場合は速やかに主治医に報告し、指示を仰ぎます。
超音波検査では心臓領域のみ、循環器の医師が読影をしており、それ以外の領域は技師が報告書を作成しています。腹部領域では造影検査(ソナゾイド)も行っています。
超音波検査中に異常な超音波像が得られたり、前回と違った超音波像が得られた場合には他の技師とWチェックし、必要に応じて主治医にも確認、報告を行います。
新病院移転後から外来の採血業務を臨床検査科で受け持つことになりました。当初は1人で行っていましたが、年々採血される患者さんが増え、今では朝の混雑時は2人体制で行っています。
臨床検査は病気の原因や治療方針、効果を判断するために行う重要な検査です。元々医師が行っていた業務ですが、医療の進歩・複雑化により国家資格である臨床検査技師が生まれました。他の業種に比べ、臨床検査技師を知らない人が多くいると思います。患者さんの目に見えないところで医療に貢献する縁の下の力持ち的な存在です。
私達は日々進歩する医療に対応できるよう常に意識し、学会や勉強会等に積極的に参加して知識や技術を身につけています。